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乳歯遺残について
乳歯遺残は、犬や猫などの動物において、乳歯が本来の時期に抜けずに残り続ける現象を指します。
犬や猫の歯の生え変わりは、人間とは異なり、非常に速いペースで進行します。
通常、犬や猫の乳歯は生後4〜6ヵ月の間に永久歯に生え変わります。この生え変わりの時期は、犬種によってわずかに異なり、小型犬種の場合、5〜7ヵ月ほどかかることが一般的です。
生え変わる過程で、乳歯が残っていると口の中でさまざまな問題が引き起こされる可能性があります。
歯並びの問題
乳歯が永久歯が同時に存在することで、歯並びに問題を起こってしまう可能性があります。噛むときに不快感や痛みが生じることがあり、これは食事や噛む行動に支障をきたす可能性があります。
歯周病のリスク
乳歯が残ることにより、食べ物のかすや歯垢が歯と歯茎の間ずっとしやすくなり、歯周病のリスクが増加します。
「乳歯遺残」の発見と治療は、ペット歯の健康を守るために重要です。
乳歯が抜けないままだと歯周病になりやすくなったり、永久歯が傾いて生えてしまうことがあります。
子犬、子猫のうちは乳歯がちゃんと抜けているかどうか定期的に動物病院で確認してもらうようにしましょう。