ワクチン接種・予防

当院の予防コンセプト

ワンちゃんの飼い主様には法律により年に一度の狂犬病ワクチン接種が義務づけられています。また義務ではありませんがワンちゃんネコちゃんの病気予防のために混合ワクチン接種も推奨しています。ワクチン接種については近年いろいろな情報が伝えられていて、いろいろな意見があります。
またフィラリア、ノミ、マダニ予防についても予防期間や薬剤の種類など多種多様です。疑問や不安については、ぜひお聞かせください。納得していただけるまで説明するよう心がけています。

フィラリア

犬のフィラリア予防

フィラリア症は蚊を媒介してペットの体内に寄生虫が入り込み、もしも感染した場合は虫が肺動脈や心臓に寄生し、寿命が縮んでしまうことがある病気です。
室内飼いをしている場合でも蚊に刺されることはありますので、しっかりと予防することが大切です。予防していればフィラリアに感染することはほぼありません。
毎年5~11月末にかけて予防薬を投与します。当院ではワンちゃんの個性や飼い主様のニーズにお応えすべく下記のようにいろいろなタイプの予防薬を用意しています。

横にスクロールできます。

薬のタイプ 特徴 フィラリア 消化管寄生虫
(回虫、鉤虫)
ノミ マダニ
ノミ、マダニ予防兼用薬 1つの薬で多くの寄生虫を予防出来ます。特にマダニは、人間にも感染する病気を持っている怖い寄生虫です。そんなマダニにも効果のあ るお薬なのでおすすめです◎
チュアブル 見た目も可愛いホネ型のおいしいお薬です。おやつが好きな子にぴったりです!
錠剤 フィラリア予防に適したお薬です。 他のお薬に比べ、安価でお薬を上手に飲める子におすすめです!
スポット 皮膚から吸収させるお薬なので、お薬を飲ませるのが大変な子でも簡単に予防することができます!
注射 1回の注射で1年間効果が持続してくれるので、毎月の投薬は必要ありません!

猫のフィラリア予防

犬の病気として有名なフィラリア症は猫にも寄生することがあります。猫の場合、犬に比べて寄生する数自体は少ないですが、少数寄生でも突然死してしまうことがあります。感染率は全国平均でおよそ10%、関東地方でも約5%の猫に寄生が認められたという報告があります。犬と同様に予防していればフィラリア症に罹ることはありません。

ワクチン

狂犬病ワクチン

狂犬病は動物だけでなく人にも感染し、発症した場合100%に近い確率で死亡する怖い病気です。日本では1957年以降、狂犬病の報告はありませんが、「狂犬病予防法」で予防ワクチンの接種が義務づけられています。

犬の混合ワクチン

犬の混合ワクチンで予防する伝染病には死亡率が高いもの、治療が困難なものがあり、またレプトスピラ感染症は犬だけでなく人にもうつる病気です。これらの伝染病からワンちゃんを守るためにはワクチン接種による予防が有効です。

猫の混合ワクチン

外出するネコちゃんは野良猫から伝染病をうつされることがあります。また外出しないネコちゃんであっても病気になったときは動物病院に入院するかもしれません。動物病院では伝染病に罹っているネコちゃんを治療していることもありますので、そのときに感染してしまう可能性があります。病気で入院するときにワクチン接種はできませんので、定期的にワクチン接種しておくことが重要です。

ノミ・マダニ

外出する機会があるワンちゃんネコちゃんはノミにもダニにも感染する可能性がありますので定期的に予防しましょう。
人間に感染したことで話題になった重症熱性血小板減少症候群(SFTS)はワンちゃんへの感染報告もありまし、またお住まいの地域にSFTSの感染源になるマダニを繁殖させないためにもマダニ予防は重要です。
首に滴下するスポットタイプや犬用お菓子タイプがあります。

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