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【猫の豆知識】人気猫種ランキング2022

こんにちは。

これから定期的にワンちゃん・ネコちゃんに関する豆知識や情報をお届けしていきます!

 

まず最初の投稿は、【人気猫種ランキング2022】です。

 

当院は一般の動物病院比べて猫ちゃんの来院比率が多く、またアニマルスタッフの「みっちゃん」もいることから、まずは猫ちゃんの記事を書いてみようと思います。

 

ペット保険のアニコム損害保険株式会社では、毎年人気の猫種ランキングを発表しています。

 

【2022年の人気猫種】

1位(1)  スコティッシュ・フォールド

2位(3)  混血猫

3位(2)  マンチカン

4位(4)  アメリカンショートヘア

5位(5)  ノルウェージャン・フォレスト・キャット

6位(7)  ラグドール

7位(6)  ブリティッシュ。ショートヘア

8位(8)  ミヌエット

9位(10)  サイベリアン

10位(9) ベンガル

※()は前年

 

多少の前後はありますが、昨年と同じ猫種がTOP10に入っています!

盤石な人気が伺えます。

 

ちなみに10年前の人気猫種はどうなっているかな?

 

【2012年の人気猫種】

1位(1)  スコティッシュ・フォールド

2位(2)  アメリカン・ショートヘア

3位(3)  混血猫

4位(5)  マンチカン

5位(4)  ロシアンブルー

6位(7)  ノルウェージャン・フォレスト・キャット

7位(6)  ペルシャ(チンチラ)

8位(8)  メイン・クーン

9位(9)  ラグドール

10位(12)  日本猫

※()は前年

 

スコティッシュ・フォールドは相変わらずの人気で1位に君臨しています!

日本猫が10位に入っているのは何だがほっこりしますね。

 

 

TOP3の猫ちゃんについて、詳しく紹介していきます。

 

1位 スコティッシュ・フォールド

スコティッシュ・フォールドは前方に折れ曲がった耳が特徴の猫種です。

おっとりとしていて穏やかな性格で、甘えん坊な子が多いです。

そのため、非常に人気の猫種となっています。

 

一方で、スコティッシュフォールド特有の遺伝子疾患に注意が必要です。

 

「遺伝性骨形成異常症」

元々、突然変異の垂れ耳の猫がルーツになっているため、軟骨に異常が出ることが多く、関節や骨格など耳以外の部位に異常が出てしまうことがあります。例えば、後ろ足の関節にコブが発症し、強い痛みが生じ、歩行困難となります。遺伝性骨形成異常症は、子猫の時に発症するケースが一般的です。

 

「外耳炎」「難聴」などの耳の病気

折れた耳が原因で起こる耳の病気です。耳に汚れが溜まり易く、細菌や真菌が繁殖し易いことから、外耳炎になります。

また、折れ耳は軟骨形成異常なので、耳道に奇形などの異常が発生することで先天的な難聴が起こり易いです。

 

 

2位 混血猫

純血種の猫に比べて混血猫は、免疫力が高く健康で長生きしやすいと言われています。生まれたときに感染症などがなければ比較的病気になりにくく、長生きしやすいです。

 

そして、混血猫は唯一無二なのも特徴です。

三毛、サバトラ、茶トラ、キジトラ、ハチワレ、黒猫、白猫、ブチ、サビ柄など、様々な種類の猫がいて、その被毛の柄も様々です。自分の好みに合った子を見つけることができるでしょう!

 

 

3位 マンチカン

マンチカンの特徴は短い足です。そして、意外とずっしりと重く、体格が良いです。

性格は人懐こく、好奇心が旺盛で、且つ穏やかなのでとても飼い易い猫種です。また、協調性もあるので他の猫や動物と一緒に飼い易いので、多頭飼い希望の方にもオススメです。

 

マンチカンの中にも4つのタイプがあります。

 

純血種

純血種はアメリカで発見された足の短い猫がルーツです。毛の色などはバリエーションに富んでおり、かわいらしい短いしっぽが特徴で、明るく好奇心旺盛な性格です。

 

ミヌエット(メヌエット)

ペルシャとマンチカンを交配させできた、短い足と豪華な被毛が特徴です。警戒心が少なく人になつきやすい性格です。

 

キンカロー

アメリカンカールとマンチカンを交配させてできた種で、目が丸く、巻いた耳が特徴的です。明るく社交的な性格です。

 

スクークム

ラパームとマンチカンを交配させてできた種で、カーリーヘアが特徴です。抜け毛は少ないのでお手入れはしやすいです。活動的で愛情深い性格です。

 

以下の病気に注意が必要です。

 

「椎間板ヘルニア」

手足の短いことから体に負担がかかり、椎間板ヘルニアになりやすいです。椎間板ヘルニアになると、激しい痛みを生じます。また、神経が圧迫されて感覚の伝達が正常に行われず、歩行障害や麻痺が起こったり、場合によっては死に至ることもあります。

 

どんな猫種を家族に迎えたとしても、愛情たっぷりで接して、飼い主様の猫ちゃんも幸せな生活を送っていただけると幸いです。

猫ちゃんに日々の生活について、病気について、困っていることがあればご来院時にお気軽にご相談下さい。

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