2022年6月~マイクロチップ装着が義務化
2022年6月から、ブリーダーやペットショップ等で販売される犬や猫について、マイクロチップの装着が義務化されました。
既にペットを飼われている方は努力義務ではありますが、ペットを守るためにもこの機会にマイクロチップ装着を検討しませんか?
【マイクロチップとは?】
マイクロチップは、専用の注射器で首の後ろの皮下に埋め込みます。
それぞれのマイクロチップには世界で唯一のナンバーがメモリーされており、読取器(リーダー)から発信される電波によってナンバーを読み取り、個体識別を行います。
【マイクロチップ5つの安心】
①迷子
迷子になっても保護された時に身元がすぐに確認できます。
②事故
事故にあい、ケガをして保護された時も迅速な連絡が可能です。
③盗難
盗難にあったとしても個体識別番号で飼い主だと証明できます。
④検疫
検疫がスムーズになり、短い時問で出入国できます。
⑤地震
地震などの災害時にはぐれても飼い主の元に返ってくる確率が高まります。
マイクロチップはいわばその子の身分証明書です。
ワンちゃんネコちゃんが迷子になったときや、地震や水害などの災害、盗難や事故などによって、家族と離ればなれになった時に、皮下に埋め込まれたマイクロチップをリーダーで読み取ることで、専門機関からご家族に連絡が入る確率が非常に高くなります。
実際に、東日本大震災の際、ある自治体で保護されたワンちゃんとネコちゃんのうち、迷子札や鑑札、狂犬病の注射済票を身に着けていた場合は100%ご家族に連絡されましたが、迷子札のついていない首輪のみの場合、飼い主さんが判明したのはワンちゃんが0.5%、ネコちゃんはゼロでした。
また、マイクロチップを装着させるということは、愛する家族の一員である動物を万が一の事態から守るだけではありません。
一生愛情を持って世話をするのだという意思表示の意味も持っています。
【でも、マイクロチップって痛くない?】
マイクロチップの装着は無麻酔で行えます。
注射は普通の皮下注射とほとんど変わりがなく、動物にはほとんど負担をかけません。
とは言え、全く痛みがないというわけではありませんので、避妊・去勢手術、歯石除去(スケーリング)などの麻酔時にマイクロチップを挿入することで、痛みを感じさせず、装着することができます。
当院でもマイクロチップ装着は可能です。
ご希望の方はワンちゃん、ネコちゃんを連れてご来院ください。